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オオカミしょうねん

あるところに ひとりの うそつきな ひつじかいが おりました。
そのひつじかいは むらへでては おおきなこえで  こうさけんだのでした。
「おおかみが でたぞー。ひつじを おそいに きたぞー!」
おどろいた むらびとは つぎつぎに とびだしてきたのです。
どこだどこだー!おおかみは どこだー!
しかし おおかみなんて どこにも いません。
むらびとは だまされたことをしり、 かんかんになってかえって いったのでした
「いっひっひ。ひとを だますのは たのしいなあ。」
そんなことが なんどか つづき、そのたびに むらびとたちは だまされたのでした。

しかし あるひのこと、とうとう ほんとうに おおかみたちが やってきたのです!
ひつじかいは ひっしになって たすけを よびました。
しかし、むらびとたちは だれも ひつじかいのいうことをしんじようと しませんでした。
とうとう おおかみたちは ひつじたちを おそい はじめたのです。
そして ひつじかいは おおかみに じぶんのひつじを すべて たべられてしまったのでした。

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