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童話

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ネコがネズミをおいかけるわけ

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むかし、むかし、遠い昔の十二月の大晦日、神さまは動物たちに言いました。
「明日の元旦、私の所に挨拶に来なさい。来たもの順に、十二匹に一年をあげよう。」
ネコは、神さまの所に行く日を聞き逃したので、ネズミに何日にあるのか聞きましたが、ネズミは二日だと答えました。
大晦日、ウシは、自分は歩くのが遅いので夜中に出発し、それを見たネズミはウシの背中に飛び乗りました。
元旦朝早く、ウシは神さまの住む宮殿に着き、門が開くと同時に、ネズミはウシの背中から飛び降りると、真っ先に神さまの所へ走りました。
「ネズミや。お前が一番じゃ。一年目をあげよう。」
「ウシや。お前は二番じゃ。二年目をあげよう。」
「トラや。お前は三番じゃ。三年目をあげよう。」
「ウサギや。お前は四番じゃ。四年目をあげよう。」
「タツや。お前は五番じゃ。五年目をあげよう。」
「ヘビや。お前は六番じゃ。六年目をあげよう。」
「ウマや。お前は七番じゃ。七年目をあげよう。」
「ヒツジや。お前は八番じゃ。八年目をあげよう。」
「サルや。お前は九番じゃ。九年目をあげよう。」
「ニワトリや。お前は十番じゃ。十年目をあげよう。」
「イヌや。お前は十一番じゃ。十一年目をあげよう。」
「イノシシや。お前は十二番じゃ。十二年目をあげよう。」
次の日、ネコは神さまの所へ行きましたが、もう後の祭りです。
ネズミに騙されたと気づき、かんかんに怒りました。
それ以来というもの、ネコはネズミを見ると狂ったように追いかけます。

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