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童話

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お日さまとお月さま

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むかしむかし、母親と2人のおさない子供がいました。
母親は毎日働きに出かけていました。
おさない兄と妹の兄妹は、
いつものように母親が帰ってくるのを家で待っていました。
すると家の外から声が聞こえました。
「こどもたちや、お母さんが帰ったよ」
「お母さんが帰ってきたんだ!」
兄がそう言い、扉を開けるとそこには母親ではなく大きなトラがいました。
トラに驚いた兄妹は、急いで裏口から外へ逃げました。
家の裏には大きな木があり、兄妹はその木へ登りました。
追いかけてきたトラが
「お前達、どうやってそこまで登ったんだ?」
と兄妹にたずねました。
「ごま油を木にぬって登ったんだよ」
と兄がうそをいいました。
トラは言われたとおり木にごま油をぬりましたが、
すべって登ることができません。
「お前達、本当はどうやってのぼたんだ?」とトラが聞くので、
「菜種油を木に塗って登ったのよ」と妹が答えました。
トラは言われたとおりに木に菜種油をぬりましたが、
やはりすべって登ることが出来ません。
妹は何度もすべっているトラを見て笑っていました。
「トラっておかしいわね。おのをついて登ってきたのがわからないなんて」
と、本当のことを言ってしまいました。
それを聞いたトラはオノを持ってきて、木を登り始めました。
恐ろしくなった兄妹は、天に助けを祈りました。
「天の神様、どうか私たちをお助け下さい」
と大声で兄がいうと、天から綱がおりてきました。
その綱を手に取ると兄弟は天へ登っていきました。
トラも綱につかまりましたが、
途中で綱が切れてしまいトラはとうもろこし畑に落ちてしまいました。
こうして天へ登った兄妹は、
兄は太陽に、妹は月になりました。

しばらくして月になった妹は夜一人でいるのがさみしいので、
兄と代わってもらい、妹が太陽に、兄が月になりました。
太陽になった妹はお昼みんなに見られるのが恥ずかしく思い、
ぎらぎらと強い光をはなつようになったので、
太陽はまぶしくなったということです。おしまい

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