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童話

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大食らいのおとこのこ

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むかしむかしサモアの島にひとりの男の子がいました。
男の子は小さなときからものすごい大食らいで、彼が育つにつれ、家族は彼の食べる魚を捕ることに手を焼くようになりました。
それで、男の子は自分で漁にでかけることにしました。男の子は海に出てはたくさんの魚をつかまえて、それをすべて食べてしまいました。
だけどいくら食べてもお腹はいっぱいにならないので、
「これじゃまだ足りない」と彼はつぶやき、もっと沖へ、もっと遠くへ、もっとたくさんの魚をつかまえるために何度も何度も海に入りました。

そんなことを毎日繰り返すうちに、海の魚はどんどんへっていってしまい、あるときいつものように男の子が漁に出かけ、魚を捕っては食べ、食べてはまた捕りを繰り返しているところに、1匹の大きなサメが通りかかりました。
このところ、ちっともエサが捕れずにお腹を空かせていたサメはとても不機嫌で、サメは男の子を見つけると、男の子の捕った魚の量を見ました。それからもちろん、それをのこらず男の子が平らげてしまうところも。
「なるほど、俺様のエサがないわけだ!コイツがみんな食っちまっていたのか」
と、サメはカンカンに怒ってしまい、そして男の子をつかまえると、
「そんなに食いたきゃ魚じゃなくって空でも食べていやがれ!」と叫んだサメはシッポをひと振り、男の子を海からはじきとばしてしまいました。
空高く飛ばされた男の子は、そのまま空から降りてくることができなくなくなり、それで男の子は月になりました。
今でも彼は変わらず大食らいで、サメに言われたとおりに空を食べて、男の子がお腹いっぱいのとき、月はまんまるになります。
そして月がときどき細長くしぼんでしまうのは、男の子がお腹をすかせているからです。
男の子が食べ過ぎて、空がなくなってしまわないといいですけどね。

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