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童話

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サルのいちもんせん

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昔々ある山奥の村にお爺さんとお婆さんが住んでいました。
ある寒い日のこと、買い物に出かけたお爺さん が峠差し掛かると、一人の猟師が鉄砲を構えて、木の上の子猿を狙っていました。
それを見たお爺さんは猿が可哀相になって
「あの猿はまだ子供じゃないです か?どうか打たないであげてください」と猟師を止めようとしました。
すると、猟師の狙いが逸れて、テッポウの弾がお爺さんの肩をかすってしまたのです。
しか し、「ちぇ、爺さんが邪魔するから、猿が逃げちまったじゃねか」猟師は謝りもせずに、お爺さんに背を向けて帰ってしまいました。
「いて、て、て、...しかし、この仕打ちはあんまりです。」ケガをしたお爺さんはその場に座り込んでしまいました。
すると、助けられた子猿とその親猿がお爺さんに気づいて駆け寄ってきたのです。
そして、猿たちはお爺さんの怪我の手当てをすると、
「ありがとうございますっき。あなたさまは命の恩人ですっき。俺にご先祖さまから伝わっている宝物を差し上げますっき。これは猿の一文銭といって、頼めば何でも願いが叶うっき。どうか大切にしてほしいっき。」
こうして、猿達はお爺さんに一文銭を渡すと、山へ帰っていき、お爺さんは家に帰るとお婆さんに猿の一文銭を見せて今日があったことを話しました。
「それはまだ災難でしたね。でも軽い怪我ねよかった。ね、これが猿の一文銭ですか?なんでも願いが叶うと言われてもぴんときませんね。試しに晩御飯でも頼んでみましょうか?」
お婆さんはそういうと、
「猿の一文銭さま、私達に晩御飯のおかずを恵んでください。」といって、猿の一文銭を拝むと、
なんと、目の前に焼き魚や玉子焼きといったおかずが出てきたのではありませんか。お爺さんとお婆さんは大喜びでご馳走を平らげました。
それからも猿の一文銭は二人の願いをかなえ続けたので、二人は何不自由なく暮らすことができたのです。
「めでたし、めでたし」
といきたいところですが、実は隣に住むいじわる爺さんが密かに猿の一文銭を狙っていました。
そして、お爺さんとお婆さんが出かけて家を留守にしている時、いじわる爺さんはお爺さんの家に忍び込むと、猿の一文銭を盗み出してしまいました。
「猿の一文銭がありませんよ。確かにここにしまっておいたのに。あー困った。困りましたよ。」
そ んなお爺さんの様子をこの家の三毛猫が心配そうに見つめていました。この三毛猫はお爺さんとお婆さんに子供のように可愛がれていていつか恩がえしがしたいと 思っていたのです。
そこで、隣のいじわる爺さんが猿の一文銭を盗んだことに気づいていた三毛猫は隣のいじわる爺さんの家に住むネズミを呼びつけて、
「おい、こらねずこ。お前んちの爺さんが家の宝を盗んだぞ。とっとと探して持ってきあがれ。いいか?もし探し出せなかったら、お前は頭からがちがち食ってやるからな。」
そう、脅しつけました。ネズミはふるえあがって、
「は、必ず探し出してきますので、命ばかりはお助けよう。」ネズミは大急ぎでいじわる爺さんの家に帰り、家中くまなく探しました。
そして、猿の一文銭を見つけ出すと直ぐに猫のもとへ向かいました。
「猫さん、猫さん。これのことでしょうか?」
「お、これだ。ありがとうな。もう、お前をくったりなんかしないから。安心しろよ。」
そういって、ネズミをねぎらい、それから、お爺さんとお婆さんのところへいって、猿の一文銭を渡しすと、二人は大喜びで三毛猫に魚をいっぱいあげました。
それから、お爺さんとお婆さんは今度こそ一緒楽しく暮らしましたとさ。

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